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三沢航空科学館 [旅行記]

今月の終わりには、また青森へ行くことになります。
毎年恒例の「浅虫・花火大会」から「青森ねぶた祭り」めぐりであります。
一年って早いと思っていたけれど、過去のブログを見てみると、あれからまだ一年かって思うことが多くなりました。これって、歳のせい?

ま、ともかく三沢の続きです。
なんだったっけ?
あ、そうそう三沢とアメリカのつながりですね。

この飛行機は「ミス・ビードル号」(http://missveedol.misawasi.com/)といって昭和6年に日本とアメリカ間の太平洋を無着陸横断した初めての飛行機です。三沢市民なら当然誰でも知っている史実。市内の太平洋に面した砂浜にもレプリカが飾ってあります。

米軍基地の置かれるずっと以前からアメリカとの関係があったわけですね。
実際に日本本土として三沢市がアメリカ西海岸とは距離的に最短とのこと。
米軍、航空自衛隊、そして民間機も三沢空港を使用している。その為か市民も飛行機に対する思い入れが強いようで市内には「県立三沢航空科学館」がある。

ここで、私は始めてYS-11の機内に入る事ができた。

福岡在住時、月二回の東京での会議と、月例の那覇出張があったけれど、もっぱらB747や767ばかりで、すでに戦後初の国産機に乗る為には、それなりの努力が必要だった。時々、見かけることがあると一度は乗ってみたいなぁと、かないそうもない願いを心の片隅にぴょこっと芽生えさせるばかり。そのYS-11にこんなところで遭遇するとは思ってもみなかった。国内ではほとんどメジャー機しか乗ったことのない自分には機内の狭さが新鮮で、ますます興味がわいてきた。乗り心地はどんなだったんだろう、、、。

この航空科学館には様々な体験コーナーが用意されて、おそらく小中学校などの遠足、見学コースとしての利用を考えられているのだろう。しかし、あえて言えば、どれも満足のいくコーナーとはいえないと思った。日本中どこにでもあるような「少年科学館」の設備となんら変わらないからだ。「航空科学」を謳うならば、シンプルでカネをかけなくていいから本当に科学的なものを提供すべきだと思う。それと、三沢空港の片隅に立地していいる好条件を生かし、YS-11の動態保存ができないものだろうか。航空ファンである私の友人も成田の航空博物館に雨ざらし状態の同機を見て嘆いていた。三沢の場合、屋内展示なのでそれなりの状態を維持しているけれど、もし、これが飛べるなら、それだけで今後訪れる航空ファンは文字通り飛躍的に増えるはずだ。子供達も本物の国産プロペラ機を感動をもって見つめる事だろう。

まだ、つづく、、、。


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む〜さん

いい機体ですよねYSイレブン!流石に旅客機としては引退しましたが、まだ、自衛隊の機体が、頻繁に我が家の上空を飛びます。あの魅力的なエンジン音が聞こえると、窓を開けて、仰ぎ見ています。
いつまで、このYS11の飛行が眺められるのでしょうか・・・・・今日も飛んでおりました。
by む〜さん (2007-07-13 21:07) 

quatre-l

>むーさん

そうか、自衛隊機がありましたね。
コンパクトでまさに現代的なんですよね。

今度の国産機の販売で三菱重工とボーイングが提携するそうです。
どんな機体なんでしょうね。興味があります。

以前から、アメ車に対する国産車を考えれば、飛行機も面白いものができるのでは、と思ってました。クルマのように世界的な成功をなしとげられるのでしょうか。
by quatre-l (2007-07-14 08:02) 

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