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駅弁再考 [鉄道ファン]

長く鉄道ファンやってますと、駅弁を食べる機会も多いんですが、なかなか満足できる駅弁に出会うことは少ないです。

まず、価格が高すぎる。これは、どうにかしなければいけない問題だと思います。
当然、その利益の一部が然るべきファミリー企業に搾取されているの為なんでしょう。例えば、駅の構内に吉野家でも松屋でもすき家でも出店させてみたらいい。出店の際、いったいどれだけの「みかじめ料」を請求されるのか知りたいものです。つまりは、その金額が駅弁価格に上乗せされているはずですから。

ほっかほっか亭がホームにあったら、どれだけ便利でしょう?当然、駅弁メーカーだってサービス競争に直面しますから現在のような冷や飯弁当ではなりたたなくなるはずです。駅構内というクローズな環境は、高速道路のサービスエリア(S.A)と同じようなものです。猪瀬さんたちの努力によって高速道路の改革が進み始めました。S.Aのレストランが美味しくなったとか、JAF以外のロードサービスが受けられるようになったとか規制緩和が散見されます。ところが、もう20年も前に民営化されたはずのJR構内では、未だにどこぞの独裁国のような既得権益中心の営業が続けられ新規参入は阻まれているようです。

冷え切って固まった「ご飯」と冷食をあげただけの「おかず」申し訳程度の「惣菜」で800円なんてとんでもない。同様の「のり弁当」なら300円です。しかも温かいご飯だし。

例えば、群馬にある「とり平」という「とりめし弁当」は630円なんですけれど、なにかの会合とかで出されると、みんなが喜ぶという人気ぶり。

これ、高崎駅構内で販売したら「たかべん」の「とりめし」はどうなっちゃうのでしょうねぇ。

すべての規制緩和や、効率や合理性が優先されるべきだとは思いませんが、最低限の可能性は開かれるべきだと思うのです。


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根利のボールドウィン [鉄道ファン]

あいにくの空模様で国道17号線は、朝からシトシト小雨が降っていた。
8月だというのに肌寒い。しかし、心はウキウキ♪
群馬県沼田市から赤城の山の裏側に入り込んだ「根利(ねり)」という村に保存してあるナローゲージの機関車たちに会いにいくのだ。この村にも、その昔森林鉄道が存在したらしい。自分は25年ほど前、愛車ルノーキャトルでこの山道に入り込み散々な目にあったことがある。離合できないほど狭い道が延々と続き、途中で材木を満載したトラックと出会い100m以上のバックを数回繰り返した。しかも、ダート道でトラックの轍が恐ろしい高低さを作り出し、我がカワイイキャトルはセンターが擦ってしまうのだ。当然スピードなど出せるわけもなくこの峠道をクリアするのに3時間以上かかった。考えてみれば、あの時のトラックが、森林鉄道に取って代わった輸送だったのだ。

今日は、ただ見るだけでなく保存機関車の整備(といってもサビ落としですが)をさせてもらえる。
ま、普通の人から見れば、何をやってんだか!ってことになるのかもしれないが、そこは「鉄」だ。そんな事が楽しいのだ♪

雨が少々強くなってきた頃、現地に到着。自宅から60kmほどの距離。小さな集落にある林野庁の研修施設がその目的地である。http://maps.google.co.jp/maps?f=q&hl=ja&q=%E6%B2%BC%E7%94%B0%E5%B8%82&ie=UTF8&z=17&ll=36.603574,139.240229&spn=0.004108,0.010815&om=1
さっそく視野に入ったのが木曾森林鉄道のDLと客車+木材運搬トロッコ。

屋外展示のため残念ながら、かなり痛んでしまっている。もったいないなぁ。木材運搬用トロッコにキャビンを載せただけの客車。こんなのがこのあたりの森の中をゴトゴト走っている姿を想像するだけで、感無量。

で、立派な林野庁の施設入り口付近に、ありました、ありました。ボールドウィン製のナロー蒸機。
その後ろには、やはりアメリカ・ホイッカム製DL(コレもいいねぇ)も。

会長が前日に外された汽笛を持ってきた。今日はコンプレッサーを持参したのでコレを鳴らそうというのである。最初、口径を合わせたチューブをつなげてトライ。お~、いい音じゃないですかぁ。しかし、鉄の方々、満足しない。「エアーが漏れてる!もっといい音が出るはずだ!」と。そこで今度はL字型アタッチメントを付けテーピングもしっかり巻いた上で直付け。エアーが溜まるのを待って再度挑戦。ボォ~ッ!という思ったよりも野太いシンプルな汽笛が周囲の山に響き渡った。

皆さん必死↑のめり込んでおります。

その後AM9:30より昼食をはさんでPM3:30頃まで、せっせとサビ落としに励んだのでした。休憩時間には例の汽笛が鳴ります。あっという間の数時間でしたが、これほど保存状態がいいとは思いませんでした。サビは出ているものの、ペーパーをかけると、腐食が進んでいるわけではなく表面的なものであることがよく分かりました。

なんとか、この煙突から煙が出て、短い距離でもいいから自走できる環境を作り出せないものかなぁ、、、。


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