SSブログ
高崎エッセイ ブログトップ
前の10件 | 次の10件

ジコマン高崎改造計画(その2) [高崎エッセイ]

高崎には市立の大学として高崎経済大学があります。
この大学に映画学科を創ろう!というのが私の考えです。

なぜ経済大学に映画学科?

「映画」というものは、今や映画の範疇を越えたコンテンツビジネスとして確立されました。TVゲームの素材から、果てはロケ地探訪の観光ビジネスまで、様々な用途にそのヴァリエーションが広がっております。つまり、産業構造の薄い地域には、格好のビジネスモデルがもたらされる可能性を秘めた産業が「映画」なのです。その研究には高崎という場所はモッテコイなのです。

まず、開講すれば全国から学生が集まる。映画学科のある公立大学は少ないと思います。間違いなく全国から優秀な学生が集まる。首都圏からも比較的近距離の高崎なら就学しやすい。

またまた私の持論ですが、「街中活性化には強制的に人を集める必要がある」のです。魅力ある商店も必要ですが、その前に街中人口を増やさなければいけない。もちろん、それ自体が目的ではありませんが、学校は街づくりに必要不可欠なものです。また映画学科の教室は、広いキャンパスなど必要ないので街中の閉店物件を使用出来るのです。実は、既に物件は決めてあります!(苦笑)これで、中心商店街の空き店舗対策にもなる。

■慈光通りに面した元新星堂の建物。真ん中のデカイ無地看板のあるところです。


撮影時に気づいたのですが、この物件の管理は「野中興業」だったのです。ここは、以前、高崎、前橋に映画館を何軒も持っていた会社なのです。運命を感じるなぁ~。

近くには、「シネマテーク高崎」もあるので、試写やイヴェントにも優れた立地です。

■シネマテーク高崎


さて、映画学科では、一年に一本作品を製作し毎年恒例の「高崎映画祭」で上映する。作品は、基本的に「高崎および近郊」をロケ地として使い、脚本、出演者、音楽、スポンサーなども含め「地元」を積極的に起用することで、各界にリンクさせる。昨今話題のアニメに関しても学部を設け新たな人材を育てる。

総合芸術である「映画」を柱とすることにより、様々な芸術に対する要求が広がり新たな才能が集まってくるのです。ま、カンタンにはいかないでしょうけれど。


nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

ジコマン高崎改造計画(その1) [高崎エッセイ]

毎週木曜日は109シネマズ高崎http://109cinemas.net/takasaki/index.htmlのメンズディです。この日は、一般鑑賞料金が1000円になるのです。マルビな私は、基本的に木曜日しか映画に出かけません。

■1Fのテナントが消え、うら寂しい感じの「メディアメガ高崎」。角はセブンイレブンが撤退した。

その昔(昭和40年代)、東宝友の会だった私は、ゴジラ映画などを観た後、必ず近くのヤキソバ屋「オリタ」でソースヤキソバを食べながらパンフレットを読み、並びにあったサワダ模型店でプラモデルを見て帰る、というお決まりのコースをとったものです。映画だけにとどまらず、街の喧騒やら匂いやらを懐かしさとともに記憶しております。「映画」と「DVD」の根本的な違いは、「映画」=文化的な体験であり、そこには「街」や「人」といった要素が不可欠ですが、「DVD」は、そういったものを必ずしも必要としない、あくまでも「ソフトウェア」なのですね。

■元ヤキソバ屋「オリタ」があった場所。あおのりと真っ赤な紅しょうがと味の素がかかったあの味が懐かしい。

さて現在、やはり映画を観た後はどこかへ寄って余韻に浸りたい私は、知り合いのヤキトリ屋さん「自然堂」http://www.shizendooooooo.com/cgi-bin/shizendooooooo/sitemaker.cgi?mode=page&page=page2&category=1に寄るようになりました。で、具にもつかない話をあ~だこ~だとビールの酔いに任せてくっちゃべっているわけです。その時にたびたび出る話が「高崎改造計画」であります。もちろん、酔った上での戯言ですので、なんの根拠もないジコマン話なんですが、、、。

昨年、イオンシネマ高崎http://www.aeoncinema.co.jp/takasaki/index.phpが開業し、今年前半にはユナイテッドシネマ前橋http://hilife-blog.unitedcinemas.jp/categories/2-pageが誕生します。伊勢崎市にはMOVIX伊勢崎http://www.movix.jp/cinema/schedule/SMTT000000013_HONJITSU.htmlがあり、スクリーン数や上映作品について若干劣勢の109シネマズです。しかし、JR高崎駅から至近であること、旧市街地に比較的近いなど、いわゆる「街中(まちなか)活性化」のために無くてはならない存在です。しかし、1Fにあるテナントは安定せず昨年末に2店舗が相次いで閉店、現在路面店は美容室とゲーセンのみ。これは、非常にイメージが悪い。

■閉店の挨拶が張られたお店


また、建物に付属する駐車場の狭さも問題です。特に水曜日のレディスディには時間ギリギリに駆けつけるレディ~スたちの稚拙な運転技術によって接触事故が絶えません。彼女らは口々に言います。もっと広い駐車場の映画館へ行こうよ!と。

■問題の狭い駐車場入り口。壁面にはすり傷が絶えません。

さて、そこで提案です。現在の「109シネマズ高崎」の経営がどーなってるのか知りませんが、ここは「JR東日本」に参加していただきましょうや。109シネマズ高崎が出来る前、JR出資の映画館を駅前に造ってもらえないか、いろんなところで話したものです。なぜかというと、典型的なクルマ社会の高崎において「駅」を核とした商業エリアを考える時、JRの協力なしには何も出来ないからなのです。(当時、私は街中で商売しておりました。)

例えば、その狭い駐車場問題にしても高崎駅新幹線高架下にあるJRの駐車場を使えれば、解決します。また、「JR乗車券+映画鑑賞券」を高崎鉄道管理局管内の駅で販売し、クルマ利用者以外の集客を狙うのです。群馬の経営者はクルマを使えない人たちがたくさん存在する事に気づいてない。事実、隣りの市から109シネマズ高崎に来る子供たちもたくさんいるのです。各駅に映画のスケジュールが掲示されていて、それに見合った列車の時刻も併記してあればスムースに行動できる。

駅中ビジネスを推進するために大規模なリニューアルを施した高崎駅コンコースに映画館への回遊コースが出来れば、更に活性化できるはず。加えて、後に書く大型電器販売店の進出、高崎競馬場跡の再開発など「東口」はクルマを意識しない取り組みが必要なのです。商圏は半径50kmでありJR利用者なのです。

■今年中に開業予定のヤマダ電器

【付録】メディアメガ(109シネマズ高崎)の1Fテナントには何がいいのか?
ズバリ、派遣会社の集積です。各派遣会社のオフィスを誘致して一大職業斡旋コーナーにする。映画ファンは圧倒的に若い女性。潜在的な人材であります。この場所に、まず商業施設は難しいのです。自明の事であります。

【付録】移動屋台の話
高崎駅から109シネマズ高崎に向かう道は非常に狭く、西側路肩には一列の貸し駐車場(JR)があります。ここに移動屋台などを集めて賑わいを演出する。クルマ優先の高崎駅東口には徒歩で回遊するエリアがない。

■高崎駅東口から109シネマズ方向を見る。

新しく出来る「ヤマダ電器」と「ビックカメラ」を絡めてクルマを使わずに街を楽しめるエリアをつくる努力が必要だと思う。

つまりアレです。現在の群馬のシネコンは映画を単なるソフトにしちまってるような気がします。点から点の移動ですからね。街を歩ける拠点としての「映画館」にしなければ、「DVD」でもかまわないわけで、、、。

つづく~。


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

年末早朝散歩 [高崎エッセイ]

ほとんど休みがなかった一年も終わりに近づき、アルバイトの口も無くなってしまいました。ま、あせってもショウガナイ。ここはゆっくり休みましょうってんで、さっそくカメラを持って早朝の散歩。

ウチの隣町には以前「高崎ハム」の工場があった。昭和40年代(つまり私が小学生頃)までは屠殺場も併設されていた。<139° 0'31.15"E 36°20'15.20"N>工場脇には一貫掘(いっかんぼり)という川があった。今では考えられない事だけれど、通学時にこの川が真っ赤に染まる時間があったのだ。それが何を意味するのかは、おぼろげながら解かっていたが幼い自分には、日常の風景でもあった。しかし、市街地内にこういう工場があるのは、現代ニッポンでは不適当とされたのだろう、いつしか工場は郊外へ移転した。

久しぶりに、そのあたりを歩くとそこは「そうごうふくしせんたー」になっていた。(グーグルアースで確認してみたら、撮影時点ではまだ空き地状態だったので、本当に最近完成したものらしい)いったい何をするところなのか解からないけれど、新車のスバル・プレオが何台もピッカピカに磨かれて置いてあった。ハコモノ行政のひとつでないことを祈る。

歩き続ける、、、。
ネコがひなたぼっこしていた。

寒いけれど風がないのが幸い。気持よさそうだ。

さらに歩く、、、。
以前から気になっていた居酒屋のカンバン。

もちろん料理人と思われる人が包丁を揮っている影なんだけど、私には泥棒が強盗に押し入る姿に見えて仕方がない。そう見えません?

昨日の夜から上越国境の山々には待望の雪が降った。スキー場はどこも開業延期状態だったので、まさに恵みの雪だ。JR上越線には、時々峠を越えてやってくる列車が雪化粧してる。各駅停車のほとんどが水上止まりになってしまい、以前ほどたくさん見かけないが、それでも足元まで白くなった列車を見つけると一面の銀世界を走り抜けてきたトンネルの向こう側を思い憧れる。

この踏切を渡ると自宅に近づく。
早朝の散歩は約二時間。結構な距離を歩き、ちょっと腰が痛い。なまってるなぁ。来年はもっと「散歩」したいものだ、、、。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

夕張に続く、、、、 [高崎エッセイ]

夕張市「経営破たん」したそうな。
pod castingで猪瀬直樹さんの話を聞いていたら、夕張以外にも全国には同様の
経済状態の市町村がまだまだたくさんあって、ここ数年以内に露呈するだろうとのこと。ひどい話です。

その話の中で「市役所が10階建て以上なら要注意!」と言われてました。
で、高崎市役所、、、、、、21階です。

以前の市役所は街の中心にあって駐車場も狭く使いづらいものでした。それが、数年前に場所を移して建て替えられました。ま、漠然と21階も必要なのかなぁ、とは思ってましたが、やはり市役所の機能としては10階建てくらいで充分なのでしょう。
ちなみに最上階のレストランは「たかべん」が経営してましたが撤退。家賃の未納分は踏み倒しであります。現在は別の業者が歩合で家賃を決めているらしいです。

下の写真は聖石橋。以前は道幅が狭くて危険でしたが、こんなに広い歩道兼自転車道となりました。

当然ながら、市民が危険にさらされている場所を改善するのはドンドン進めて欲しい思います。道路やハコモノを造っちゃイカンと言ったって、必要なものまでダメだと言ってるわけではありません。あくまでも「無駄な」という枕がつきます。

聖石橋の下を流れるのは烏(からす)川。向こうに見えるのが国道17号線。

国道は拡幅、立体交差工事が進んでます。このあたりは、もうひとつ和田橋という烏川にかかる橋があってこの交差点が大渋滞する場所です。この工事も基本的には「無駄」ではないものです。みんなここの渋滞には閉口してましたから。

ま、文句ばかり言って申し訳ありませんが、「経営破たん」は御免こうむりたいもんですからね~。


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

高崎散歩 [高崎エッセイ]

高崎は城下町である。
市街地には城下町を思い起こされる昔ながらの町名がたくさん残っている。
鞘町、弓町、鍛冶町、紺屋町などなど。

当然お堀がめぐらされていて、中には市役所や裁判所や音楽センターなどがあり、城址公園となって整備されているのだ。お堀には桜の樹が植えてあり、春先の満開時期はこの堀に沿って延々と見物コースが出来る。夜間のライトアップも素晴らしいものだ。ところが、、、。

お堀近くには柳川町という飲食街があるのだが、ご多聞にもれず、中心街不況にどっぷりと沈み込んでしまっている。こうなると、住民の意識も低くなってしまうのだろう。あろうことか、お堀を巡る歩道の上にゴミ集積場をつくってしまった。休日の散歩を楽しんでいる人たちも興ざめだ。世が世なら絶対に許されない話。行政もこういう事こそなんとかして欲しいものです。

ところで、この柳川町界隈には以前、映画館が10スクリーン以上あった。東宝、大映、松竹、東映、オリオン座など。昭和40年代初めの頃東宝友の会会員であった自分は小学生の頃からこのあたりの映画館にはよく出かけたものだった。もちろんゴジラも大好きだったが、一方でガメラは子供主演が多くぼくらのヒーローだった。大映作品は、大映電気館で上映された。この大映電気館は大映の倒産後、松竹電気館になり「寅さん」は、ほとんどここで観たのだった。映画を観ては旅に出るという夏休み、冬休みを過ごしていた。
お堀の近くなのでちょっと寄ってみた。

今でも「電気館通り」という名前がついている。なんとなくうれしい。

今では映画館も廃業してしまい、かといってその後のビジネスが成り立つような立地では既に、ない。おそらく酔客が元劇場の建物の陰で用をたすのだろう。デカデカとこんなハリガミが幅を利かせていた。

その時「はぢ」など完全に意識の外に追いやられているはずで、このハリガミの持つ意義はいったいなんなんだろう?

さて、高崎市街地に自分がサウダージを感じる場所がある。
高崎駅に隣接する上信電鉄本社前の「裏」通りだ。ここには、今でも昭和のにおいが漂っている。「香り」ではなく「におい」だ。下の写真は、JR高崎駅前方面を見たところ。駅前だけは激変したが、この通りはまったく変わらず、取り残されている。

こちらは、反対方向。この建物の裏にはジーメンス製のデキが二両休んでいた。

幼い頃、毎日のように祖父に連れられ汽車見物に出かけたのだが、それは東口側で、大きな扇形機関庫があったところだ。さすがにこんな遠くまでは来た覚えがない。なのに何故かこの場所に来ると懐かしさを感じるのだ。自転車での散歩の際には、いつもこの道を通る。そして気持は昭和に帰るのだ。
http://www.google.co.jp/maps?q=%E7%BE%A4%E9%A6%AC%E7%9C%8C%E9%AB%98%E5%B4%8E%E5%B8%82&ie=UTF8&om=1&z=18&ll=36.319703,139.012086&spn=0.002062,0.005407&iwloc=addr
オマケ↓上信電鉄の電車デス。

この看板電車の広告は、地元群馬の「マンナンライフ・蒟蒻畑」でした。


nice!(1)  コメント(4)  トラックバック(0) 
共通テーマ:日記・雑感

【定点観測】高崎市街地'75vs'06 [高崎エッセイ]

高崎駅の写真を撮ったあと自宅へ帰る道すがら街の写真を撮ったようです。
帰り道は、狭い旭町のガードを避けて横町へ入ったようです。今と変わらない道順ですが景色はかなり変わってしまいました。
ここは、八間(はちけん)道路。東京ガスの真横です。 [36°19'41.43"N 139° 0'38.89"E]


この界隈には工場などがいくつもあり、働く人の姿が多く、自然と小さな飲み屋さんが増えたようです。現在は、道路の拡幅もあって歩く人影も少なくなってしまいました。踏切の向こうには、まだ華やかだった時代のボーリング場「プリンスボウル」が見えます。現在ではご多聞に漏れず「プリンス駐車場」に姿を変えております。

東三条通り。[ 36°19'41.74"N139° 0'52.78"E]
実は、昭和50年当時から再開発が既に始まっていたようで、道路拡幅のために空き地が目立ち始めました。現在でもまだ完成しておらず、相変わらず空き地状態。30年以上こんな状態なんですね。
写真奥が高崎駅東口で、この交差点までは6車線道路になってます。

やはり八間道路と東三条通りの交差点。ここにはスーパー「とりせん」がありました。
最近は、大手パチンコ店が二店舗、24時間営業のゲーセン、豪華な外装の結婚式場が相次いで進出。
慢性的な渋滞道路になっております。

高崎駅東口は、市内でも最も変わってしまったスポットといえるかもしれません。[36°19'18.81"N 139° 0'52.95"E]
昔は改札が線路と隣り合っており、改札を抜けて跨線橋を登る時、真横に列車の車輪が見えました。この駅舎の右手方向に高崎第一機関区があり、大きな扇形機関庫もありましたが、今では新幹線のホームとなっております。反対側の西口前にあるレストランやサウナのあった「ナポリ」のネオンも懐かしい。


実は、同じフィルムの中に、いったいどこから撮ったのか解らないカットがありました。↓
というのも、ここに写っているビルで、現存するのは「プラザホテル」と「スカイビル」のみなのです。「藤五伊勢丹」も「十字屋(建物自体は残ってますが)」も「BIBI高崎」も今はもうありません。

今回、06年の写真を撮り歩いて、やっとどこなのか解りました。正解はこちら[ 36°19'27.36"N 139° 0'39.93"E]
いやはや、高崎在住の方でも解るかどうか、、、。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

【定点観測】高崎駅前'75vs'06 [高崎エッセイ]

昭和50年5月の高崎駅駅舎です。[ 36°19'21.32"N 139° 0'42.48"E]
手前には駅の旅行センターがありました。NTV系「遠くへ行きたい」の時のスポンサーが国鉄で、「♪駅の旅行センターは、大きな駅の屋根の下〜」というCMソングが使われていて、どういう訳か頭から離れませんでした。この旅行センターでは、ディスカバージャパンのB全ポスターなど販促物をたくさん貰ったものです。全国各地への撮影旅行のチケットもここで購入しておりました。


昔の場所とほぼ同じなんですが、どこにでもある風景になっちまいました。

同じ場所から目を転じると広場を挟んで食堂やらパチンコ店やら雑然とした駅前の風景がありました。やはり、駅周辺に勤務する人達がまだまだ多く賑やかな駅前でした。


どこにでもあるサラ金ビルに占拠されて風情というものの失われてしまった現在の高崎駅前。
今も昔も思うのは、「緑」の少なさです。せっかく再開発が進んでいるのですから、もっともっと緑を積極的に増やして欲しいものです。


nice!(2)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

【定点観測】高崎駅西口'75vs'06 [高崎エッセイ]

昭和50年、高校生の頃、よくカメラを持って写真を撮っておりました。
基本的には「鉄」関連の写真なんですが、その道すがら今で言う「路上考現学」的にいろんな被写体にも目を向けておりました。

そんなおり、変わりゆく高崎の街にカメラを向けていたようです。「鉄」写真の隣のひとコマが今の自分には、とても貴重な映像となっております。


現在の高島屋の前から高崎駅方向を望んだ写真です。[ 36°19'26.72"N 139° 0'36.89"E]
昭和50年頃には、高崎〜渋川方面に東武鉄道のバスが運行されておりました。その昔のチンチン電車の名残りなのでしょうか、、、。
この頃は、高崎のデパートも様変わりし始めて、藤五(伊勢丹が買収して「藤五伊勢丹」となりました。)、スズラン、スカイビルがメインでした。それ以前からあった八木橋、十字屋、高島屋ストアは暫時姿を消していきました。八木橋のレストランでお子様ランチを食べたものです。十字屋店内の階段にあった大きなシャンデリア(プラスティック?)も有名でした。スカイビルには、屋上にゲームコーナーがあってよく遊びに行ったものです。

もうひとつ。
高崎駅西口に総合ショッピングデパート「ニチイ高崎店」が造られ始めました。
このあたりは日通の牙城と言うべき地区で、高崎駅の貨物専用ホームがあり、道を隔てて日通高崎支社がありました。この数年前('70年頃)に三菱電機のTV、キドカラーのCM列車ポンパ号がこの貨物専用ホームに停車して数日間パビリオンとして公開されておりました。先頭にはC12がおりましたが、火は入ってなかったのでした。私ももちろん出かけいくつかのノベルティグッズを手に入れました。

高崎駅近辺にも機関区や日通といった活気あふれる輸送マンたちが闊歩していた最後の頃です。この直後から物凄い速さで活気が失われていきました。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

梅雨明け? [高崎エッセイ]

、、、、じゃないのね。


梅雨明けは、例年7月20日あたりらしい。
結局、今日も午後から曇り、弱い雨が降った。

週間天気予報を見ると当分曇り空が続くようだが、自分は意外に早く梅雨明けが来るのではないかと思っている。
今日の青空は、そんな予感を抱かせるものだった。


延々と続くたんぼにはきれいな水がたっぷりと張られていた。[36°16'44.54"N 139° 2'31.33"E]
ん~っと中を覗き込むと、いたいた!オタマジャクシがいっぱい。今年初めての出会いだな。
例によって臆病な彼らは人間の影が近づくだけであわてて隠れる。
何もしやしませんよ~って。

こういう田舎の景色の中を自転車でのんびり走る。
楽しいねー。


nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域

昭和50年夏 [高崎エッセイ]

昭和50年夏、高校一年生の夏である。

「高校」「夏」とくれば「甲子園」だ。
我々の世代は、もちろん遠の昔に戦後ともオサラバした新人類のはずであった。

しかし、夏の甲子園というイメージと戦争、終戦という言葉はかなりダブってしまう。終戦記念日が大会の真ん中に居座っている為だろうか。そして、この大会の陰にそうした日本的サウダーヂが漂っているのを感じられるのは、実は古い人間だからなのか?

少々感傷的な気分でその夏の大会の地区予選を観に行った。

高崎市の城南球場[36°18'50.87"N 139° 0'25.44"E]である。
市街地から烏川(からすがわ)沿いにあるこの球場へ向かう時、最後に急な坂を下る。この坂のあたりに来ると、球場から歓声とともにブラスバンドの応援の音が聞こえ始める。この音も自分にとっては夏の風物詩なのだ。

自分の高校の試合が終わった後で近くの私鉄、上信電鉄の南高崎駅[36°18'43.89"N 139° 0'41.36"E]へ行った。

昼下がりの小さな駅では、古いドイツ製電気機関車が貨物の入れ替え作業をしていた。この駅には近くにセメント工場があり、たったひと駅間の貨物列車が一日何本か走っていたのだ。

今では、引込み線も撤去されてしまい、単線の無人駅になってしまった。

この駅付近は、まるで江ノ電のように人家の軒先をかすめて走る場所でカメラ片手に自転車で流したものだった。

そのまま線路に沿って烏川方向に下っていくと狭い丸太橋(よく流された)があり、右手には長い烏川鉄橋を見渡す事が出来た。電車は広い田んぼの中を根小屋駅へ向かう。
このあたりも撮影によく通った場所だ。

すっかり変わってしまった今でも、この場所に来ると暑い夏を思い出す。
今年も球児たちの熱戦が始まった。梅雨明けしたら自転車で出かけてみたい。


nice!(1)  コメント(3)  トラックバック(0) 
共通テーマ:地域
前の10件 | 次の10件 高崎エッセイ ブログトップ

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。